こんにちは、Lateです☘
今回はエピファネイア産駒の牝馬について綴ります。
長い記事ですので、お時間があるときにお読みください🎶
2017年産 エピファネイア産駒の活躍馬を振り返る
現3歳世代のエピファネイア産駒(牝馬)は全76頭でした。
その中で10頭が1000万ptを超えています。(4/21時点)
オープンクラス以上で好走実績があるのは..
・デアリングタクト(桜花賞1着)
・シーズンズギフト(ニュージーランドT2着)
・スカイグルーヴ(京成杯2着)
・イズジョーノキセキ(忘れな草賞2着)
当世代のエピファネイア産駒は牡馬よりも牝馬に活躍馬が偏る形となっています。特にデアリングタクトは破格のレース内容で桜花賞を制覇しており、この調子であればオークスも..という感じですね。
中距離から長距離まで幅広い条件に融通が利くタイプが多く、牝馬クラシックには適性がピッタリと嵌っているのがエピファネイア牝馬の特徴ですね。また、ここで挙げたシーズンズギフト以外の3頭は母父がすべてキングカメハメハ。この相性の良さは偶然ではなさそうですので、ニックスとして特に注目していきたいポイントです。
それでは、エピファネイア産駒の注目馬を見ていきましょう✨
特に注目すべきエピファネイア産駒の牝馬4頭!!
スパークル(アイズオンリーの2018)
エピファネイア×アイズオンリー
(母父:ネオユニヴァース)
❑厩舎❑ 中内田充(栗東)
❑馬主❑ R.アンダーソン
❑生産❑ ノーザンファーム
❑Lateの期待度❑ ★★★✩✩
重賞ラインの早期デビュー
最初に取り上げるのはすでにゲート試験合格まで到達している速効型のスパークルになります。ベルーガでG3を制覇している中内田厩舎×馬主×生産ラインも魅力があります。
血統は中距離以上の芝が向きそうな構成。祖母アイランドファッションは米G1を3勝しており、母として輩出したサトノソルタスが重賞の最戦線で活躍中ですね。不良馬場を問題なくこなせるミスプロ系の良さも程よく出ています。
半兄のセグレドスペリオル(父トーセンホマレボシ)は、萩Sで3着の実績があります。SSの血が強くなってしまうトーセンホマレボシよりも、4×3クロスが成立するエピファネイアとの配合の方が期待できると思います。早期デビューともなれば抑えておくのも大アリです🎶
フェットデメール(ディアデラマドレの2018)
エピファネイア×ディアデラマドレ
(母父:キングカメハメハ)
❑厩舎❑ 武井亮(美浦)
❑馬主❑キャロットファーム
❑生産❑ ノーザンファーム
❑Lateの期待度❑ ★★★✩✩
確実な素質を秘めた晩成型
こちらは徐々にノーザンファーム生産馬を管理する機会が増えている武井厩舎の良血馬になります。これから確実に成績を上げてくる注目厩舎のひとつですね。そんな武井厩舎の管理する2歳馬の中でナンバーワンの良血といえる存在がフェットデメールになります。
当馬はPOGでも人気が高めなディア一族の一頭で、母であるディアデラマドレは重賞で3勝を挙げたかなりの実力馬。祖母ディアデラノビアが産んだ仔の中では一番の実績を誇ります。強力な母系に加え、母父には相性の良いキングカメハメハが入りますから期待に応えるような走りを見せてくれる可能性は非常に高いでしょう。
馬体のバランスは申し分ないようですが、ひとつ気がかりなのは菅囲や体高などの値が低めであることでしょう(馬体重は410kg前後)。まだ成長途上だそうで、秋以降のデビューになるとのコメントも。POGには不向きなタイプですが、じっくりと育てていけば大物になりそうですよ✨
マオノジーナス(デアリングバードの2018)
エピファネイア×デアリングバード
(母父:キングカメハメハ)
❑厩舎❑ 黒岩陽一(美浦)
❑馬主❑ 湯浅健司
❑生産❑ 長谷川牧場
❑Lateの期待度❑ ★★✩✩✩
桜花賞馬の妹、姉に続けるか
ここ最近で非常に多くの注目を集めることとなったこちらの一頭…母名でお気付きの方もいらっしゃると思いますが、桜花賞を制覇したデアリングタクトの全妹になります👀
あの姉のズバ抜けた能力は血統による要素が大きいと思います。それゆえに血統・性別・毛色・生産が同じ当馬ももしかすると..の楽しみがありますね。姉と同じ杉山厩舎ではないのがやや不安要素ではあります。
また、あれほどの大物が2代続けて出てくるか..という疑問も少し。とにかく早く調教を見てみたい一頭です。高水準なスピードと瞬発力を兼ね備えていることは間違いないですからね。個人所有のため情報は少ないですが、要注目です。
パネットーネ(エリンコートの2018)
エピファネイア×エリンコート
(母父:デュランダル)
❑厩舎❑ 笹田和秀(栗東)
❑馬主❑ (社台グループオーナーズ)
❑生産❑ 社台ファーム
❑Lateの期待度❑ ★★★✩✩
ジャパンC優勝馬×オークス優勝馬
ニックスにばかり目移りしてしまいますが、こちらも負けないくらいの良血馬です。社台オーナーズさんで一口馬主を募集された共有馬になります。
母であるエリンコートは、2011年のオークス馬になります。その後の活躍は今ひとつでしたが、G1を獲るまでは世代トップの実力を持っていた一頭ですね。
母は数少ないデュランダル産駒の活躍馬のため、どの種を付けるか難解な繁殖だと思います。しかし、これまでの兄妹3頭とは異なり、SS4×3クロスなどが成立する今回は一変に期待できます。兄妹が一息だからといって、見離すと痛い目を見るかも..!?👀
覚えておきたいエピファネイア産駒の牝馬4頭!!
バルレッタ(リミニの2018)
エピファネイア×リミニ
(母父:ディープインパクト)
❑厩舎❑ 高野友和(栗東)
❑馬主❑ シルクレーシング
❑生産❑ ノーザンファーム
❑Lateの期待度❑ ★★✩✩✩
こちらは名牝エアグルーヴの血を受け継いだポルトフィーノが祖母となる一頭。順調であれば重賞を獲れている逸材がゴロゴロいらっしゃる母系なのですが、どうしても体質難が付きまとい思うような成績を残すことが出来ないんですよね。
母であるリミニはデビューまで辿りつけず繁殖入りとなりましたが、本来秘めていた素質は相当なはず。初仔となるバルレッタは、すでに坂路でハロン15秒の調整まで到達しており怪我無く順調な様子。馬体重は420kg前後とやや小柄ですが、牝馬ですから許容範囲でしょう。厩舎・血統となかなかのリスクがあるため、POGには向かないと思いますが..無事にデビューまで迎えることができれば楽しみがある一頭ですね✨
ロジネイア(パンデリングの2018)
エピファネイア×パンデリング
(母父:キングカメハメハ)
❑厩舎❑ 古賀慎明(美浦)
❑馬主❑ 久米田正明
❑生産❑ レイクヴィラファーム
❑Lateの期待度❑ ★★✩✩✩
ピュアブリーゼでオークス2着の実績がある古賀厩舎にも好配合エピファネイア産駒がいらっしゃいました。しかもすでにゲート試験を合格している速効型の一頭になります。
非社台生産馬でセレクト5,400万円の値が付くことにも納得できる母系出身のロジネイア。祖母はあの怪物アーモンドアイを出したフサイチパンドラです。安易すぎるネーミングな気がする一頭ですが侮れませんね(ダービーオーナーですし..!!)。
生産もグローリーヴェイズで海外G1を制覇して勢いを増しているレイクヴィラファームなので、見どころは盛りだくさん。POGのリスト入りを検討している方も意外と多そうな一頭ですね✨
アンシャンテ(ハートフルデイズの2018)
エピファネイア×ハートフルデイズ
(母父:キングカメハメハ)
❑厩舎❑ 寺島良(栗東)
❑馬主❑ 近藤英子
❑生産❑ ノーザンファーム
❑Lateの期待度❑ ★★✩✩✩
これもまた母父キングカメハメハのエピファネイア牝馬です。今度はアドミラブルやアンライバルドなどでお馴染みのバレークイーン一族ですね。
短中距離を得意とする寺島厩舎が管理するということは、馬体が短距離向きのスピード型かもしれません。過去に一度だけ同馬主さんが預けたビバリーヒルズという馬もそうでした。
母は1勝馬、半姉もそれほど光るものは見当たらず未勝利..当馬が活躍するとなればキングカメハメハとのニックスの存在を確信せざるを得ないです..💡
ニシノカグラ(ニシノマメユリの2018)
エピファネイア×ニシノマメユリ
(母父:キングカメハメハ)
❑厩舎❑ 北出成人(栗東)
❑馬主❑ 西山茂行
❑生産❑ 谷岡牧場
❑Lateの期待度❑ ★★★★✩
最後は大穴から..とはいえ、またしても母父はキングカメハメハになります(笑)。この配合がニックスというよりも、単に父キングカメハメハの良い繁殖牝馬が集まっているだけな気もしてきました。
牝系図をパッと見ても活躍馬は見当たりません。しかし、祖母であるメジロルルドは、名馬メジロドーベルの仔にあたります。好配合に加えてメジロ血統となると..好きな方はいらっしゃるのではないでしょうか。
馬主×生産ラインからもニシノデイジーのような活躍を期待してしまいます。また、北出厩舎は目立つ機会が多くはないものの、エーポスが今年のフィリーズレビュー(G2)を制覇。渋い魅力がたくさん散らばっている一頭ですよ✨
…以上、エピファネイア産駒の注目馬(牝馬)たちでした。
残念ながら今回は紹介しきれなかった候補馬は以下の通りです..!!
シホノコプント(セレクト3,780万円)
ウルンザブルン(ウインドインハーヘアの母系)
グッドラベリング(近親にジュエラー✨)
まだまだ伏兵が潜んでいると思いますので、
よかったらご自身で探してみてくださいね。
エピファネイア産駒(牝馬)の活躍馬を予想してみる。
○パネットーネ
★ニシノカグラ
エピファネイア産駒を全頭チェックした率直な見解を言えば、当世代は牝馬ではなく牡馬から大物が出ると思いました。そのため、牝馬2頭だけを軽めにマーク。
一番手は母にオークス馬を持つパネットーネ。まさに東京芝2400mが向く血統でオークス向き。兄妹は最高でも1勝までですが、これは一味違うはず。確率は低いものの一発に期待します。
穴として指名リストに抑えておきたいのは好配合のニシノカグラ。地味なラインですが、血統を彩るラインナップが非常に豪華でたまりません。ニシノデイジーのような活躍に期待して高めに評価をしておきます🎶
今回はここまでになります。
気になる一頭は見つかりましたか?
牝馬は粒揃いといった印象。ですが、デアリングタクトも"そこから出るか!!"って感じの血統でしたから油断できませんね。
次回はゴールドシップ編(全1回)を予定しております。よかったら読みに来てくださいね。それでは!
Thank you for Reading!!
Written by Late ☘
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